【もちこの部屋】会話の向こう側ー静かに教わった午後
- yaeryco
- 15 時間前
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先日、ちょっとした用事で立ち寄ったお店で、思わず耳を傾けてしまう会話があった。
隣で話していたのは、60代後半くらいの女性と、20代と思われる若い店員さん。どうやらダイエットの話をしている様子。
聞くともなしに聞いていると、その女性はコレステロールが高めで、もう何年も同じ病院に通っているのだとか。一時は体重が落ちたものの、最近また少し戻ってきてしまったそうで、主治医からダイエット薬を勧められたという。
ただ、その薬について説明を受けるうちに、心臓への影響や副作用のことが気になり、少し不安になったそうです。
このあたりで、なんとなくこちらまで真剣に聞いてしまう。健康や薬の話って、どうしても他人事に思えない。
すると、その若い店員さんが、控えめにこう聞いた。
「そのお薬って、もしかして“マンジャロ”って名前ですか?」
もちろん、長年診てくださっている先生の判断だから大丈夫だと思う、と前置きしたうえで、
「もしその薬なら、最近若い人の間でも話題になっていて、痩せるとよく聞きます。ただ、副作用の話も耳にするので、しっかり説明を聞いてから決めたほうがいいかもしれませんね」
と、やさしく伝えていた。
誰かを否定するわけでもなく、不安を煽るわけでもない。
立場をわきまえた、ちょうどいい距離感のアドバイスで、「若いのに、ちゃんとしたことを言うなあ」と、思わず感心。
それにしても、こういう話題は、いわゆる大人世代よりも、SNSに慣れた若い世代のほうが詳しかったりもする。薬の名前や流行り、注意点など、「聞いたことがある」という情報の引き出しがとても早い。
大人が若い人に教える時代、というのは今も続いているけれど、
同時に、若い人から教わることも確実に増えてきたなあと感じた瞬間だった。
あの日、たまたま耳にした会話は、そんな時代の変化とそっと寄り添うように教える大切さを学ばせてくれた時間だった.
広報 春山




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